ここはカニコ島。 この島には昔から語り継がれる伝説があった。 「ギターを極めし者、勇者になれる。空高くよりドラゴンが舞い降り、その背中に乗って自由自在に世界を旅できるだろう。」 と… カニコ島に住んでいるねこのかゆは、勇者になってドラゴンに乗ることに憧れていました。 伝説はただのおとぎ話だってまわりのみんなは笑っているけれど、かゆは信じていました。 なにより、ギターの音色が大好きでした。 上手に弾けるようになったらどれだけ幸せだろう。 ギターを買うためにかゆはこつこつとお金を貯めていました。 202×年 かゆの誕生日。 かゆは島から船に乗ってギター屋へ行きました。 お店の定員さんが「どれでもお好きなギターを試奏してみて良いですよ」と言いました。 たくさん並んだギターの中で、なぜか最初に触れてみたくなったのは、 透明なピックガードと、ボディの色が少し濃い目の茶色の、シンプルなギターでした。 持ってみるとなぜか懐かしい、ずっと前から自分のものだったような感覚がして 弾いてみると、深くて心が落ち着く音がしました。 そのあとにいろいろなギターを試奏してみましたが、最初に触れたギターほどしっくりくるギターはありませんでした。 「これにします」 かゆはギターを買ってカニコ島に帰っていきました。 行きは身軽に一人でギター屋に行ったのに、帰りはギターを持っています。 ずっしりとした大きさと重さも愛しくてかゆはとても嬉しい気持ちでした。 島に着いて、夕陽が綺麗に見える、かゆが一番大好きな場所へギターと共に行きました。 これからギターを練習する日々が始まります。 練習をしていくと指が痛くなったり、難しくてくじけそうになることもあるかもしれない。 今日の嬉しくてわくわくしている気持ちをずっと忘れずにいようとかゆは夕陽を見ながら強く思いました。 ギター奏者・講師Yukaのホームページ「ギター絵本」へようこそ(^_^)ゆっくりしていってくださいね☆ Yukaギターサロン会員になると全てのページをご覧いただけるようになります。ご興味ある方はサロン詳細をご覧ください。 Yuka






